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水彩画を学ぶ

水彩画の勉強を始めました。4月から水彩画講座(北老人福祉センターの教養講座)を受講していますので、
当分はここで習う課題作を取り上げていきたいと思いますが、果たして発表できる作品が描けるかのかどうか?
 まったくの初心者なので、恥さらしになるだけかもしれません。そのときは下手の見本として笑ってください。 





「木立と池」 初の野外スケッチ
 初めての野外スケッチは、北海道大学の隣にある「札幌農学校第2農場(重要文化財)」。木々に囲まれた広い敷地に明治開拓期の家畜飼養施設が建ち並ぶ。赤い屋根の木造建築は古色蒼然たる風格があるが、受講生の私の課題は樹木が第一目標、しかし景色に目移りして落ち着かず、ラフスケッチしただけ。けっきょく、帰ってからスマホで撮った写真をじっくり吟味して描くことになった。木が描けないところに池まで写してしまい、水面をどう描いたらいいか見当もつかなかったが、やっとここまで。(2024/6/21)

   



「上り坂/下り坂」 構図と遠近法
 レッスン続行、今回は坂道の描き方。上りも下りも「ハ」の字の構図だから、道路両側の塀や柵の形状で真逆の方向を表現する。肝心なのは描き手の目線がどこにあるかを確定すること。広報の仕事をしていた頃、カメラマンを兼ねていたから、現場では写すべきアングルを逸早く見つけ、立ち位置を占めたものだ。絵の遠近法として見ても誤ることはないだろう。……だが、ああ、またもや木が描けない。お手本を模写しているだけなのに、葉の繁りがごちゃごちゃになり修正を繰り返す。(2024/6/15)

   



「建物/町並みと森」 入門書のレッスン
 TVプレバトを見て以来、畏敬する野村重存先生の『今日から描けるはじめての水彩画』は、バイブルともいうべき入門書。私はとても“今日から描ける”レベルにないが、棒ほど願って針ほど叶う−でもいいと思って、レッスンを始めた。
 最初は建物の描き方、これは直線による明確な構図なので比較的らくにできた。2番目は町並み、細かい作業は好きなので、これも面白く描けた。ところが前景の森に到って目茶苦茶になった。木の繁りを塗り重ねているうちに見るも無残に汚くなってしまったのだ。水を含んだ筆でこすって修正を試みたがダメ、ついに木彫に使っていた下地剤のジェッソ(ガッシュのような効果あり)で描きすぎた部分を白く隠蔽し、水彩を塗り直してゴマカシた。(2024/6/8)

   



「トマトとブドウ」 混色と単色の違い
 静物画は描く対象が限定されるから、初心者にとっては描きやすい題材だ、と、描く前は思っていた。
 トマトは赤でも橙でもない、2色の混ぜ加減に工夫が要る。試し塗りしてから描いてみたが、なかなかそれらしい色合いにならなくて、何度か重ね塗りしたので濁ってしまい、美味そうには見えない。ブドウはブルー1色で描く。濃淡の加減だけだったので意外に容易にできた。粉を吹くような感じまでは出せなかったけど、こっちは少し美味そうに見えるのでは?(2024/5/23)

   



「猫」 塗りの下手さが野良らしさに
 猫が課題になったので喜んで描いた。これまで木彫で猫は30体以上彫ってきたから得意のはず。ところが立体に着色するのと、画用紙に立体のような奥行きを持たせて描くのとでは大違いだった。木彫は影をつける必要がないが、絵は光の方向を意識して描かなくてはならない。どうもタビー模様を描くのに集中して、影よりも濃くなってしまったようだ。でも、塗りの下手さが野良らしい薄汚さに見えるかも……。(2024/5/10)

   



お手本の模写、思いっきりラフに
 思いがけないサプライズがあった。講師が描いた水彩画を抽選で受講者全員にプレゼントするという。私が引き当てたのは炭住の絵、額縁に入っている。往時を偲ぶ描写力に感心していたら、それを模写せよとのこと。
 ラフな筆致を真似ていると、「もっと思いっきり」「リラックスして大胆に」と指導され、ペン先を跳ねたり転がしたり、多少ひん曲がっても汚い色になっても廃屋だからかまわないと思って、筆勢にまかせた。すると講師は私の絵を取り上げ、みんなの前に掲げて何か言った。このごろ耳が遠くなってよく聞こえなかったが、どうもハナマルらしい。だが、私のめざす水彩画は整然としたきれいな風景だ。こんな乱雑な描き方がホメられるなんて……。(2024/4/19)

   



「内浦湾と駒ヶ岳」 描くたびに形も色も違うものに
 YouTubeで水彩画のコツを教えてくれる動画をいくつか見た。みなデッサンは単純な線しか描いていない。着色する筆の見当をつける最少の目印だけのようだ。いきなり絵筆で描き始める人も多い。
 題材は「内浦湾と駒ヶ岳」、まずは山を線描きして塗ってみたが、稜線をなぞりながら残雪の白地を抜くのは難しい。描くたびに形も色も違うものになってしまう。面倒になって、デッサンなしで青い遠景の山と海を5〜6枚描き、うち一番よさそうなものを選んで中景の山、近景の草花を描いた。空は『はじめての水彩画』という本で知った、水を塗っておき“たらし込み”とかいう手法で描いた。ああ、思うようにいかない、楽しめる時がくるのだろうか?(2024/4/12)

   



初めての水彩画、これじゃあ ただのイラスト?
 水彩画講座(北老人福祉センター教養講座)が始まった。講師は浅野俊紀先生。道内各地を回って撮り溜めた写真から、数コマをカラーコピーして配り、好きな場面を描けとの指示。気候がよくなったら野外スケッチもやるとか。
 私が最初に選んだのは下の写真、末広がりの道路なので奥行き感が出せそう、と思ったのだが、大木の枝が複雑にからみ合って描けそうにない。初回は若葉の繁る木を描きたかったので、構図だけいただき季節を夏に塗りかえた。だが水加減も色加減もわからず、イラストに色を塗ったような、水彩画といえそうもないものになってしまった。TVの“プレバト”なら凡人か才能なしというところか。(2024/4/5)